潤滑剤は、物体同士の摩擦を低減するために、さまざまな機械部品の摺動部で利用されています。潤滑剤には、オイルのような液体、グリースのような半固体、そして黒鉛のような固体状のものがあります。固体潤滑剤は、その名のとおり固体状の潤滑剤であり、代表例として黒鉛、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、窒化ケイ素などが挙げられます。近年では、フラーレン、グラフェン、ナノダイヤモンドといったナノ炭素材料が、新しい固体潤滑剤として注目されています。
これらの固体潤滑剤は通常、粉末状で供給され、液体中への分散、他の固体材料との複合化、あるいは粉末のままで使用されます。粉末であるがゆえに、粒子径分布の最適化、液中での安定分散、さらには他材料との均一混合が極めて重要であり、これらは製品の潤滑性能や機械部品の耐久性に大きく影響します。
本ネットワークでは、固体潤滑剤粉末、分散・混合・複合化技術、さらには固体潤滑剤の応用に関する情報交換・交流の場をオンラインで提供します。機械部品の摺動部における摩擦・摩耗の課題や、部品製造における離型の課題など、産業界が抱えるさまざまな問題解決に貢献できれば幸いです。